近況・コラム

近況報告(毎月更新予定)

Vol.7 (2017.9.15~2017.12.6)

【9/15】宇奈月ダム貯蔵酒の蔵出し式、に立ち会わせていただきました。
富山の地酒120本をこの春、黒部市の宇奈月ダムに貯蔵しました。ダムの管轄先である石井国交大臣も視察され、NHKニュースでも取り上げられました。今回そのうちの30本を出して試飲しました。角の取れたまろやかな酒に仕上がっていました。

【9/20~9/22】江川邸
伊豆修善寺・韮山そして群馬へと旅をしました。日本酒の歴史を専門に研究するうちに、『謙信公以前の上杉家』の歴史を深く知りたくなりました。伊豆は、室町時代初期の上杉氏と深い関わりのある土地です。そして、群馬は戦国時代の『山内上杉』の最後の所領でした。そんな歴史も、今後講座で取り上げてゆくことが出来れば、と考えています。写真は、伊豆韮山で訪れた「江川邸」です。戦国時代の銘酒「江川酒」発祥の地です。

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【9/29】上杉孝久 大人のリベラルアーツオフ会

今回の会場は代官山の「未来酒店」さんでした。最新スタイルの『角打ち』を皆さんと楽しみました。オフ会は、リベラルアーツの会員でなくても参加できます。(参加費はビジター料金となります。)月1回の予定で開催しています。今後のスケジュールは、イベント情報をご覧ください。

【10/5~10/9】第2回『東京江戸ウイーク』が上野公園で開かれました。
今回、私は日本酒コーナーの指導を行いました。期間中、服部先生(服部栄養専門学校校長)・出汁専門店の方、私とのトークショーもおこなわれました。

【10/6】常盤の陣
小田原で私がコンサルティングをしている「常盤商店」さん主催のイベントが開かれました。「常盤の陣」と名打ち、神奈川の酒蔵「いずみ橋」さんが協力。伊勢原市出身のバイオリニスト望月茉莉奈さんによる「真田丸のテーマ」でオープニング。長曾我部氏・黒田氏そして私で武将の末裔トークイベント。安間信裕氏所蔵の徳川秀忠公の甲冑が舞台をひきしめました。

【10/20】落合後援会
私が後援会長をしている、衆議院議員 落合貴之さんが立憲民主党から立候補しました。野党の再編が目まぐるしく変わる選挙でしたが、彼は初心を貫き一時は無所属での立候補も考えました。最終的には最も政治信条の近い「立憲民主党」から立候補しました。結果は、50年続いた自民党の世襲議員を下し、30代で初めて小選挙区で当選という快挙を成し遂げました。共に闘えたことを嬉しくおもいます。

【10/21~10/22】和酒フェスIN中目黒
今回は、燗酒を楽しむ会でした。あいにく大型台風に見舞われ初日を何とか開幕したものの、日曜日は1,000枚のチケットが完売していましたが、中止のやむなきに至りました。次回は、3/24~3/25  同じく会場は中目黒GTタワー前広場です。新酒がテーマです。

【11/4】 「東武カルチャースクール 日本酒新発見!」講座
今回は広島県呉市の三宅本家の社長とワクワク企画室の息子さんが、参加してくださいました。蔵元ならではの酒蔵の歴史・酒造りのお話などを伺うことが出来ました。

【11/14】 金沢咲姫会
「金沢咲姫会」の定期講座は、日本酒の歴史最終回「明治から現代」を講義しました。次回からは、さらに進化させ深く掘り下げた講座を企画しています。お酒は私がセレクトしたもの、美味しい肴はその時々の会場の飲食店さんが用意してくださいます。次回12/12は『地魚・地酒 くろ屋』さんが会場です。

【11/15~11/19】 京都日本食文化会議
『日本食文化会議2017京都』です。京都市との共催です。市内の書店では会議メンバーの書籍コーナーも設けられています。もちろん、私の「日本史がおもしろくなる日本酒の話」も並べられていました。私は、17日に京都入り、その脚で『食べるを伝える』のシンポジウムに参加しました。満場のお客様に、日本食文化への関心の高さを感じました。

【11/28】TBS火曜日7時「この差ってなんですか?」
いろいろな文化の違いを専門家が分かりやすく解説する番組です。この回で、私は日本と外国との飲酒文化の違いを解説しました。「何となく違うようだけれど何故だろう?」日本酒文化の疑問に答えました。

【12/6(放送予定)】 NHK BSプレミアム水曜日8時『偉人たちの健康診断 上杉謙信』
健康のヒントを歴史に探るというユニークな番組です。上杉謙信は酒豪と知られており、死因も酒の飲みすぎによる脳溢血と言われていますが、本当でしょうか。私が当時の日本酒事情から解説をいたします。

コラム 上杉みすず の古道具巡り(毎月更新予定)

 私は、10代の頃より古道具が大好きでした。
 古道具とは、骨董とは違い希少性や美術品的価値の高いものではありません。庶民が生活の中で大切に使い続けてきたものや、材料を吟味し手間を掛け『ハレの日』の為に作り上げたもののことです。

 そこには、用途に合わせてデザインされ、長年使用に耐えてきたものの美しさが在ります。

 このコラムでは上杉家伝来品と共に、日本各地や海外で見つけた私が美しいと感じた品々をご紹介してゆきます。

 一般には『古道具』は「ふるどうぐ」と呼ばれますが、私は敢えて道具に古美術の意味を持たせ、「こどうぐ」と呼びたいと思います。

 

第7回 京焼 宝づくし模様 徳利一対

この京焼の対徳利を手に入れたのは、ちょうど1年前の世田谷ボロ市でした。 戦国時代の北条氏の頃から始まったと言われるこの市は、12月と1月に開かれ る冬の風物詩と言えるものです。
その古道具市の片隅に古ぼけた桐箱が地面に置かれていました。手に取って中を見るとこの宝づくしの模様の美しい一対の徳利が現れました。 主に聞くと、ひとつの口がわづかだが欠けているので捨て値だ、と言います。 箱の中の徳利は真綿に包まれ、いかにもこれまで大切にされてきた風情があります。箱書きもご大家の様子です。
自分では、大層なものを手に入れたつもりで大喜びで帰りました。 持ち帰って、いくら眺めても美しい姿は見飽きません。 2018年には、掛けた口を金継ぎしてよみがえらせたいと考えています。

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上杉みすず プロフィール学習院大学卒業 (有)佐奈井 取締役
1984年に上杉孝久氏と結婚。
以後、ビジネスパートナーとしても仕事を共にしてきた。
近年は、通販酒販免許を持ち、日本酒の文化的側面を紹介する講演を行っている。