近況・コラム

近況報告

VOL.8(2017.11.23~2018.3.17)

【11/23】高岡「100万人のクラシックライブ」
高岡市の土蔵造りの町並みで知られる、山町筋にオープンした「山町ヴァレー」において、クラシックライブが開かれました。高岡で毎月「日本酒勉強会」を開いている私としても、この会を招致できたことを嬉しくおもいます。

【12/6】NHK BSプレミアム「偉人たちの健康診断―上杉謙信」
番組では、上杉謙信は酒の飲みすぎで糖尿病になり早死にした、という結論でした。
しかし、本当にそうでしょうか。戦国時代、男性の平均寿命は大変短く謙信公が亡くなった49歳というのは、決して短命ではありません。
その上、倒れる直前には、越後全軍に、春からの関東出兵のお触れも出していたわけですから、まさに現役のまま亡くなったといえます。
むしろ、戦に継ぐ戦に明け暮れ、妻子も持たなかった謙信公にとって、お酒は唯一といってよい、ストレスの発散法だったのではないでしょうか。
残念ながら、NHKとの見解の違いから、私の登場はほんのわずかとなってしまいました。

【12/9】DMMオンラインサロン オフ会
「美味しいフレンチでワイン会」in下北沢DIALOGUE

今回は、私の親友であり大のワイン通である長曾我部維親さんをゲストにお迎えしました。
ワインを語りだすと熱くなってしまう私とふたりで、ワイントークを美味しいお料理とともに繰り広げました。

【12/21】皇學館大学 第47回 「現代日本塾」にお招きいただきました。
この大学では、一昨年より酒米の栽培から始め、大学発の酒造りを手掛けられています。今回私は、日本酒の歴史を講義させていただきました。
講義後には、全参加者のアンケートをフィードバックしていただきました。
『今後、若い人達へどのように日本酒の魅力を伝えるか』のテーマの参考となりました。

【12/29~1/2】年末年始に中国・西安にゆきました。
全くプライベートな旅ですが、年末年始に中国・西安にゆきました。西安といえば、現代では、「兵馬俑」で有名です。私達の行った1週間後には、仏大統領マクロン夫妻も訪れていました。
しかしここは昔、遣唐使や空海が訪れた日本人にもなじみ深い「長安」の都です。今は、荒れ果てていた長安の遺跡を、急ピッチで美しく整備しているところでした。それも、「兵馬俑」の発見で、欧米の注目が片田舎だった西安に集まったからだそうです。
なにはともあれ、唐代の城壁にのぼりいにしえの長安の都を思い描くことのできた、貴重な旅でした。

2018年

【1/7】DMMオンラインサロン オフ会 府中駅前「魚トの神」
今回は、経堂の「魚真」で6年間修業をつみ、オープンした若夫婦のお店が会場でした。女将は、美味しい魚に合った燗酒もつけてくれます。便利な場所にあります。
ぜひ皆さまご贔屓に、お願いいたします。

『魚トの神―TOTOnoKAMI-』
府中市府中町1-8-12 キャッスルプラザ府中2F
府中駅北口 徒歩2分

【1/26】恒例の「新年会」を、例年通り中国湖南料理「華湘」で行いました。
毎年、変わらぬお顔を拝見し酒を酌み交わせる幸せを感じます。ますます激務の国土交通大臣の石井議員にもおいでいただきました。本当に日本酒を愛する義理堅い方です。

【1/27・28】「酒蔵巡りツアーin富山」
毎年、富山と東京の「日本酒講座」の生徒さんと行う酒蔵をめぐる旅です。
今回は、銀盤酒造・吉乃友酒造さんに伺いました。
吉乃友酒造さんでは、私の誕生日を祝っていただきました。

【2/1】リビエラ青山での「富山の冬の旬づくし」ディナートークショーに呼んで頂きました。
こちらでは、富山の食材を驚きの調理法で、日本酒に合うコースにしてくださいました。そして、私は蔵の特徴や、お酒ごとの料理とのマリアージュを説明しました。
より深く富山の食材を味わっていただくことが出来たと思います。

【2/3・2/10】「酒蔵で地酒に親しむ会」 大井町地酒で乾杯推進協議会
昨年に引き続き、ことしも大井町役場に呼んでいただきました。地元の石井醸造と井上酒造を会場に、地場の食材を使った肴も供されました。
有名ブランドの酒だけでなく、地元のお酒にも目を向けて頂くきっかけになれば幸いです。

【2/12】織田木瓜紋会主催 「佐野美術館・上杉家の名刀と三十五腰展と三島散歩」に参加しました。
佐野美術館は、日本刀の収蔵で有名です。渡邊妙子館長からは、『何故 上杉家に名刀が多数伝来することになったのか』という興味深いミニレクチャーを受けることができました。坂東武者の崇敬を集めた「三島大社」にも参拝し、初春の梅を堪能しました。

【2/18・19】第1回『國酒の宴』 ホテルニューオータニ 高岡
2日間にわたり、400名のお客様にお集まりいただきました。酒造りの忙しい時期でしたので、蔵元に負担をかけず、皆さんにイベントを楽しんで頂く方法を考えました。
多くの方が説明書きを片手に、全国の48銘柄のお酒をめぐり味わってくださいました。
北陸は、イベント半月前から未曾有の大雪に見舞われました。交通はマヒし、宅急便の集荷も断られる状態でした。本当に直前までハラハラする展開でしたが、新しい形の『日本酒イベント』の手ごたえを感じました。

【2/25】DMMオンラインサロン オフ会 池袋「希紡庵」
私が20年間、営業をしていた東武百貨店のテイスティングバー「楽」で働いてくれていた渡邊店主の店で行いました。長く多くのお客様に愛された「楽」のつまみの数々を忠実に再現してくれました。日本酒のセレクトでは、有名な店です。ぜひ日本酒ファンの方、足をお運びください。

『希紡庵』
豊島区西池袋3-31-15ロイヤルプラザⅡ 6F

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【3/3】 第4回 宇奈月 酒女子会
今年は、雛祭りの酒女子会ということで、一層力の入った会になりました。例年会場の「グリーンホテル 喜泉」は名称を「お酒のお宿 喜泉」と変え、日本酒好きのお客様が集う宿を目指しています。今年の春、インディーズデビューをかざる「カミムスヒ」のライブ・雪山に打ち上げられる冬の花火・本格的カラオケルームでの二次会も大盛り上がりのうちに、宇奈月の夜はふけてゆくのでした。

【3/17】 ホテルニューオータニ高岡 酒座「つまま」
ホテルニューオータニ高岡に、酒座「つまま」という素晴らしいカウンターバーがあります。
こちらは、私が選んだ常時20種類のお酒をそろえています。私もこれから月1回はカウンターに立ち、日本酒の様々な美味しさをお伝えします。
3月1日からは、お通し・つまみ・お酒・税・サービス料を含み6,000円という「まる得セット」がご用意されています。
わずか8席ですので、おいでの節はぜひご予約をお願いします。

コラム 上杉みすず の古道具巡り

 私は、10代の頃より古道具が大好きでした。
 古道具とは、骨董とは違い希少性や美術品的価値の高いものではありません。庶民が生活の中で大切に使い続けてきたものや、材料を吟味し手間を掛け『ハレの日』の為に作り上げたもののことです。

 そこには、用途に合わせてデザインされ、長年使用に耐えてきたものの美しさが在ります。

 このコラムでは上杉家伝来品と共に、日本各地や海外で見つけた私が美しいと感じた品々をご紹介してゆきます。

 一般には『古道具』は「ふるどうぐ」と呼ばれますが、私は敢えて道具に古美術の意味を持たせ、「こどうぐ」と呼びたいと思います。

 

第8回 羽後 大曲 板谷製 五合升と一合升

漆の塗りも艶やかな、「液用 五合升と一合升」です。大曲の御升座というところで使用されていたようです。いつの時代のものか分かりませんが、『実用新案特許番号』が升に彫られています。第七二七四号 というのがその番号です。
計量の基準となるものですから、商売にとって重要なものだったのでしょう。
「実用の美」と共に威厳すら感じさせてくれます。

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上杉みすず プロフィール学習院大学卒業 (有)佐奈井 取締役
1984年に上杉孝久氏と結婚。
以後、ビジネスパートナーとしても仕事を共にしてきた。
近年は、通販酒販免許を持ち、日本酒の文化的側面を紹介する講演を行っている。